写真・映像用品年鑑2017
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261特集素朴な質問から活用法まで 用品の知識と答問選ぶとき、使うときに注意したいこと交換レンズが、ズームレンズのように焦点距離の変えられない単焦点レンズが主流だった頃は、50ミリ標準レンズに2倍のテレコンバーターを付ければ100ミリ相当になり便利でした。しかし現在はズームレンズが主流になり、テレコンバーターの主な役割は望遠ズームレンズの望遠側の焦点距離を伸ばすことです。70~300ミリズームレンズに1.4倍または2倍のテレコンバーターをつければ、長焦点側は420ミリまたは600ミリ相当の超望遠レンズになります。レンズの描写力は焦点距離が長くなるほどシビアになりますから、多少とはいえ画質の低下は避けられません。マスターレンズ・テレコンバーター共に描写力の高い製品を選びたいものです。もちろん、撮影時にはぶれに更なる注意が必要です。また、簡単な構造のように見えるクローズアップレンズにしても、製品による描写力の差はあります。1枚レンズの製品は、ある程度絞り込まないと画面周辺の描写が収差によって甘くなりますが、2枚レンズの製品では収差がかなり改善されます。もっとも、絞り開放時の甘さをソフトな雰囲気描写に利用することもできます。要は、製品の特長をどのように撮影に生かすかということです。APS-C判のデジタル一眼レフに50ミリマクロレンズを付け、最短撮影距離約19センチで花に止まるヤブキリの子に焦点を合わせたものです。カメラの位置はそのままで、レンズとカメラの間に2倍のリアコンバージョンレンズを装着して撮影しました。小さなヤブキリの様子がよく分かるようになりました。太陽をある程度大きく写そうとすると、かなりの超望遠レンズが必要になります(35ミリフルサイズでは、焦点距離1000ミリで写すと、撮像素子に約10ミリの大きさで写ります)。70~300ミリズームレンズに2倍のテレコンバーターをつけて撮影すると、このくらいの大きさになります。

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