写真・映像用品年鑑2017
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273特集素朴な質問から活用法まで 用品の知識と答問ィルムではイエローがわずかに減少するので、新緑の色鮮やかさも減少し、やや地味な表現になりますが、青色系を生かした爽やかな風景描写に向いています。モノクロフィルムも様々なメーカーから販売され、フィルム現像キットなども市販されています。また、モノクロ現像を受け付けるカメラ店やラボで現像も可能で、各種サイズのプリントもできます。現像後のポジ・ネガの保管カラーリバーサルフィルムは現像を依頼するとき、6コマごとにフィルムカットされたスリーブ仕上げか、全コマのマウント仕上げかを選択できる現像所もあります。また、フィルム全盛時代の「ベタ焼き(コンタクトプリント)」に似たインデックスプリントをオプションで注文可能なところもあります。スリーブ仕上げの場合は、5~10倍ほどのルーペでピントや露出の確認をした後、必要なコマをハサミで切り取って自分でマウント処理します。マウント処理したコマの整理は、防湿も考慮して市販のスライドファイル用防湿箱などに収納すると便利でしょう。スリーブ状態での保管は、ネガフィルム収納用のバインダーファイルで整理し、防湿剤を入れた箱やケースなどで保管する方法もあります。フィルムスキャナーでデジタルデータ化もできる現像後のフィルムは、フィルムスキャナーを使ってデータ化もできます。以前は、高解像度の35ミリ判用フィルムスキャナーはかなり高価でした。しかし現在では、比較的安価な製品でも3600dpiクラス、長辺5000ピクセルほどで全紙サイズにプリントできるほどのデータが得られる製品もあります。35ミリ判やブローニー判、4×5判のキャリアも付属した高解像度のA4判フラットベッドスキャナーもフィルムのデジタル化に役立ちます。また、現像所などで希望に応じたフィルム→デジタル変換サービスを行っていますので、これを利用すれば手間いらずです。いずれにしても、過去の貴重な作品資産も含めてデジタル変換して活用したり保存できるので、ぜひ利用してみましょう。マウント入りフィルム保管ケース35ミリ判専用フィルムスキャナー35ミリ判フィルム(カラーネガフィルム)左がパッケージで、フィルムは右のようなパトローネといういう容器に入って遮光されている。スリーブ仕上げをした35ミリ判フィルム(スライドビュアーにのせた状態)カラーリバーサルフィルムを現像したあとに、6コマごとにカットして透明なシートに納める(通常は1枚のシートに1本分36カット入り)。ネガアルバム(35ミリ判用)1ページに6コマごとにカットした1本分のフィルムを収められる(これは、ベタ焼きとカラーネガフィルムを交互に収納するもの)。マウント仕上げをした35ミリ判フィルム(スライドビュアーにのせた状態)カラーリバーサルフィルムを現像したあとに、1コマごとにカットしてスライド映写機用の枠(マウント)に納める。

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