三脚を使った作例と解説タイトル
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被写界深度を変えて...
 A・B・C・Dの写真、レンズは皆同じところに向けています。フレーミングを動かしていません。ピント合わせの場所、狙いを変えました。絞りも、絞ったり開けたりして変えてあります。その結果、シャッタースピードも変化します。被写界深度を変えているわけです。
機材は35m/m一眼レフに105m/mのマイクロレンズをつけ、かなりガッチリした三脚を使いました。

A・前ピン、絞込み B・前ピン、絞り開放
A写真 画面下の端に突き出ているメシベにピントを合わせました。絞りは絞りました。そのため、下の画面 真中のメシベも輪郭はある程度はっきりしています。上の花の形もだいたいわかります。 B写真 絞りを開けて、その分シャッタースピ一ドを速くしました。露光量 は同じです。絞りを開けたので画面左下のピントを合わせたメシベ以外はボカスことができます。そのぶん、印象の深いものを強調できます。
C・後ピン、絞込み D・後ピン、絞り開放
C写真 フレーミングを変えずピントを画面 上の花のメシベに合わせました。AやBではっきり写した下のメシベはアウトフォーカスですっかりボケてます。少し絞りましたから花の形はオポロゲながらわかります。 D写真 Cとピントは同じ、全然いじっていません。絞りを開放にしました。その結果 、メシベがとてもはっきり目立ちます。絞りを開けましたから、シャッターはCより速くなります。露出量 はCと同じです。
 写真の写っている範囲、フレーミングはまったく同じです。フレーミングを変えずに絞りとシャッタースピードを変えて表現を違えられるのはなぜでしょう。三脚を使うからです。三脚なしに手持ちではこういう芸当は絶対できません。

以上のような操作によって写真はこんなに違ってしまいます。表現の変化、違いを実現させる最も手近かな道具が三脚です。プレ防止だけが三脚の役割のすべてではないことをおわかりいただけると思います。

 三脚を使うと、正確にピントを合わすことができます。フレーミングを変えず、同じフレーミングで何枚もシャッターを切れます。絞りを変えることによって被写界深度を自由に調節できます。適正露光も選べます。シャッタースピードと絞りの組み合わせを自由に選べます。 三脚は、写真表現上欠くことのできない撮影用品なのです。
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