三脚を使った作例と解説タイトル
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三脚が作り出す中判の魅力
中判の特徴は画面サイズが大きいことです。そこで35mm判との違いを、作例写真で比較してみましょう。
使用機材は35mml眼レフカメラ、6×6判2眼レフカメラ、6×9判レンジファインダーカメラを使い、それぞれ標準レンズを付けて三脚に据えて撮影しました。中判カメラはブローニーフィルムと呼ばれる、幅60ミリのロールフィルムを使います。35ミリフルサイズ(24×36ミリ)に対して、6×9判だと約5.5倍もの面積を持っています。6×6判では約3.6倍、6×4.5のセミ判でも約2.8倍の違いが有ります。
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A 35mm parts B 6×9判から4切に引伸し
A写真 parts B写真
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C (A)の中心部を拡大 parts D (B)の中心部を拡大
C写真 parts D写真
(A)の写真と(B)の写真で、どの位、シャープネスに差が有るかを比較する為に、屋形船の中心部分を拡大してみました 。
(C)と(D)の写真では、明らかに船を繋留しているロープの目や、バックの建物のタイルなどにその違いが出ています。このように細部までシャープに描写出来ると言うことは、写っているモノの質感や存在感、立体感を表現してくれると言うことです。
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E 35mm parts F (6×6)
E写真 parts F写真
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G 35mm parts H (6×6)
G写真 parts H写真
(E),(F),(G),(H)の写真は民家の屋根や土壁の窓を撮ったものです。
今回の作例写真は、屋根の茅や民家の板、障子、土壁などそれぞれが持つ材質の感じが35mmと中判でどう違うか試すため 、細密描写を考えて、全てF16まで絞り込んでいます。
中判カメラを買う多くの人は、美しい風景写真を撮りたいと言う理由で始めるそうです。中判カメラはファインダーが大きく見易い分、隅々までピントや構図に神経を行き届かせて、じっくりと撮影するのに向いています。風景写真では、水や雲の流れ、光線の状態や風の強さなどを計算に入れてチャンス待ちをして撮る事が非常に多くなります。35ミリ1眼レフカメラは標準レンズとして、50mm前後のレンズが付いていますが、6×6判や6×9判のカメラは、それより焦点距離の長い80mm〜100mmと言うレンズが標準玉として付いています。その分、被写界深度と言って、ピントの合っている範囲が狭くなるので、絞り込んで使うことになり、スローシャッターを切る機会が多いと言えます。
35ミリカメラに比べれば、大きく重く嵩張るのが中判カメラ。だから、中判カメラを使うには三脚の使用が基本になります。一旦決定した同一の構図の中で、フィルター操作によって雰囲気の違う作画を作り出すことも、しっかりとした三脚が有ればこそ出来る事です。
ブレの無いピントの良い写真を作るとともに、撮影の色々なテクニックを適えてくれる便利な道具が三脚です。どうぞ、三脚を良きパートナーとして中判カメラの魅力を存分にお楽しみください。
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1998-2-28 用品講座「三脚」
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